「フジロック」の取り組みと社会的ムーブメントとの関わり
アトミック・カフェ、NEW POWER GEAR Field / Gypsy Avalonにて開催
1997年の初開催以来、フジロックは「自然との共生」をかかげ、自然環境や社会の課題を考えるキッカケを提供してきました。
環境・平和・人権などのNGO団体によるステージアピールや、NGOヴィレッジの開設など、さまざまな社会的活動を紹介する環境を整えメッセージを発信すると共に、会場内におけるバイオディーゼル燃料や太陽光発電などのクリーンエネルギーの導入・実践を通じて、エネルギー転換をアピールし、自然との共生を目指してきました。
2011年の東京電力福島第一原発の事故を受けて、フジロックは、80年代から継承される反核・脱原発イベント「アトミック・カフェ」に会場内のNGOヴィレッジ、Gypsy Avalonステージの一部を提供し、「社会の課題」を考えるムーブメントを応援しています。
2026年のアトミック・カフェについて
Gypsy Avalonにて、7/25(土)に「福島事故から15年」というテーマでトークを、7/26(日)には「戦争と平和」というテーマでトークとライブを行います。
総合MCは津田大介さん、ジョー横溝さんが担当。3日間トークステージに登場します。
| 7/25(土) |
テーマ:福島事故から15年2011年3月11日に起こった東京電力福島第一原発事故から15年経った2026年、ジャーナリストの津田大介氏と文筆家のジョー横溝氏が、福島の現状や復興、原発の廃炉などについて報告するのと同時に、京都三条のラジオカフェより「平和・原発ひとりごと」を配信していた安斎育郎氏、そして、50万部を突破したベストセラー『人新世の「資本論」』に続き、『人新世の「黙示録」』を出版した哲学者の斎藤幸平氏を招いて、原発の再稼働に舵を切った日本政府のエネルギー政策や再生可能エネルギーの行方、将来のエネルギー政策などについて意見を交わしていきます。
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| 7/26(日) |
テーマ:戦争と平和2022年にプーチン政権下のロシアによるウクライナ侵攻から4年が経ち、現地では逼迫した状況が続くなか、突然、米トランプ政権がイスラエルと組んでイランを攻撃。経済にも打撃を与え、あらゆる資材やエネルギーが高騰。世界中が混沌とした状況に陥っています。世界各国で「戦争反対」そして「平和」を求める声が高まっています。 25日に引き続き、津田大介氏、ジョー横溝氏を中心に、ミュージシャンの片平里菜さん、曽我部恵一さんを招いて、市民の目線でトークを展開していきます。ライブは、曽我部恵一さんのソロライブ、片平里菜さん、暴動クラブ、アカペラグループのNagie Laneによる「忌野清志郎 PEACE SONGS」のステージを行います。 |
The Atomic Café
1957年、イギリスで核軍縮キャンペーン(CND)が設立され、鳥の足を模したようなピースマークが反核のシンボルとして使用されるようになる。その後1979年にジャクソン・ブラウンやブルース・スプリングスティーンが出演したNO NUKES(反核・反原子力)を掲げたコンサートが行われ、80年代には英・グラストンベリーフェスティバルのステージにCNDのシンボルマーク(ピースマーク)が掲げられたり、核や原子力についてのプロパガンダ映像を集めた映画『アトミック・カフェ』が全米で公開されるなど、世界的に反核・反原子力への意識が高まる。そんな中日本でも 1984年に音楽業界の有志が集まって反核コンサート「The Atomic Cafe Festival」を日比谷野音で行った。核や原発の問題をもっと知ってもらおうと浜田省吾、尾崎豊らが出演した。
その2年後の1986年、チェルノブイリで大きな原発事故が起こり、コンサートだけではなく原発が抱えるリスクを伝えるトークイベントも開催するようになる。
その後、The Atomic Cafeは一旦活動を休止するものの、2011年にフジロックで復活。以降、毎年Gypsy Avalonにて脱原発、エネルギーシフトの問題を中心に、環境や平和など様々な社会の課題にコミットしたトークとライブイベントを開催している。