FUJI ROCK FESTIVAL '26 に向けて華々しくキックオフ!
フジロックを身近に感じられるアクティビティと一夜限りのスペシャルライブで、今年も渋谷が大いに盛り上がりました。
プレイベント
FUJI ROCK NIGHTS
最速レポート!
Text 山崎友以香|Photo by 小林弘輔
4Fエリア:フリー入場スペース!フジロックにまつわるアクティビティで世界観を再現
17時より無料開放された4Fエリア。1997年から現在までの歴代ポスターや多彩なアートワーク、貴重なライブ写真がずらっと展示され、置かれているブックレットを夢中で読むお客さんや、過去のポスターやライブ写真を見ながら歓談するお客さんなど、フジロックの歩みを振り返る空間は多くの方で賑わいました。
さらに、ところ天国名物『玉子サンド』と、iichikoによる特製 『いい茶こ』の販売など、フジロックならではのフード&ドリンクも登場。
大人だけではなく子供にも大好評だったのは、1回100円でできるフジロックの森ステッカーと定価500円~5600円のグッズが当たる『フジロックの森 ハズレなしガチャ!』。1等賞はなんとTHERMOSとのコラボボトルと商品も豪華で大人にも子供にも大人気。終演後には置かれたカゴが空のカプセルで埋まるほどの大人気でした。
今年のフジロックのチケットやオフィシャルグッズの対面販売、オフィシャルツアー相談所では、お客さんとスタッフのコミュニケーションの場となり、分からないことを聞いたり悩みを相談するお客さんで賑わいました。
5F:スペシャルライブ & DJ セット
5Fエリアでは、2026年のフジロックを盛り上げる2組のアーティストとDJによるスペシャルライブが開催されました。
苗場音楽突撃隊 / GUEST 浅井健一:こんなに大人になりたかった-渋さと貫禄
リトル・リチャードの有名曲カバー「GOOD GOLLY MISS MOLLY」からスタートしたライブで、フロアのボルテージは一気に加速。踊るような鍵盤の音色とトランペットのアクセントが軽快で、オールディーズにそれほど詳しくない人も思わず揺れてしまうほど。「Whole Lotta Rosie」や「Sympathy For The Davil」など、往年の人気ロック曲を披露するタニーのシャウトは力強くて心地いい。パワーが強すぎると苦手意識を持ってしまうリスナーでも、そこは大ベテランの苗場音楽突撃隊。オーディエンスはみんな笑顔でリズムに乗っている。
歪んだギターが聴こえてくると、すぐに強い衝撃を受けた。ヤマジにメインボーカルが移り変わったときだ。「I Wanna Be Your Dog」が、ザ・ストゥージズの原曲よりも遥かにハードロック寄りで、もはやヘヴィ・メタルのようなアレンジだった。ヘドバンを繰り返し、メロイックサインを頭上に掲げるオーディエンスも散見された。
ここで、ゲストの浅井健一が登場。「久しぶりにフジロックに呼んでもらえて嬉しいです。ありがとう。」と披露した楽曲は、JUDE時代に制作された「Silvet」。アコースティックな演奏と浅井の歌声からは、澄んだ青空がイメージに浮かんでくるようだし、苗場で聴くことができたら、どれほど心地よいのだろう…などと考えながら曲に耳を傾ける。次に披露されたのは、BLANKEY JET CITYの名曲「Derringer」と「ガソリンの揺れかた」。浅井の独特なワードセンスとウッドベースの音が光る「Derringer」、2000年のフジロックでも披露された「ガソリンの揺れかた」。開演前にも多くのブランキーファンと遭遇する機会があったが、どちらの楽曲もフロアが大爆発していたのが印象的だった。
「Thank you everyone!!!」多くを語らずとも、その一言だけで場を圧倒してしまう。ロックミュージシャンの放つ輝きをオーディエンスに魅せつけて、ステージを後にした。
ちなみに、今回『じゃんけん大会』が開催され、優勝者にはメンバー全員と浅井健一のサインが入ったTシャツをプレゼント。ハードボイルドな風貌とは裏腹に、遊び心があって、和気あいあいとした雰囲気も苗場音楽突撃隊の魅力だ。
never young beach:心地よい海辺にファンの花火が打ち上がる
ゆるい雰囲気でスタートしたネバヤンの一曲目は「らりらりん」。「らりらりらりらら~」のパートでは、手を振りながらオーディエンスも一緒にシンガロング。「夏が来る前の柔らかな風に そっと吹かれてる」いまの季節を象徴するような「気持ちいい風が吹いたんです」では穏やかな雰囲気に。キャップにスタジャンを纏った安部(Vo/Gt)はゆらゆら踊って煽りながら、フロアをあたためていく。
今年に入ってからはじめてのライブだという彼らは終始ご機嫌な様子で、時折トリプルギターの音圧を炸裂し、安部愛を叫ぶ熱心なファンの声に対して「打ち上げ花火みたい」だと嬉しそうに応えていた。フジロックのロゴがあしらわれたフラッグを「速い車のレース(F1)の旗」だとメンバーで盛り上がった際には、フロアに笑いが巻き起こるなど、和やかな雰囲気でライブが進行。
静かな曲もやりたいと披露したのは「心のままに」。ノスタルジックでサニーデイ・サービスを彷彿とさせる同曲は、トロピカルな楽曲群のなかでも際立っており、静かな夜の海を見ているかのような静寂に包まれた。
ラストに披露された人気曲「明るい未来」や「夏のドキドキ」で心地よいグルーヴに包まれて終演…したかに思えたが、鳴りやまないアンコールに応えて、サプライズ披露された「帰ろう」であたたかい拍手につつまれてステージは終了した。
DJ POKASKA(from 苗場):フロアをいい具合にクールダウン
実験音楽とダンスミュージックのはざまを開拓するプレイを得意とするDJ POKASKAが、シンセサイザーを用いた豊かな音色で、ライブのスタート前や転換時間、終演後の空間を彩り、時にはフロアをほどよくクールダウンし、時にはお酒片手に踊れるエレクトロニック・ダンスミュージックを披露するなど、その場のオーディエンスを大いに盛り上げた。
フジロック2026への期待感を煽り熱量を高めた一夜
ジャンルレスな音楽や、アクティビティ、美味しいグルメが楽しめる、フジロックの空気感が凝縮されたFUJI ROCK NIGHTS。和やかなムードで幕を締め、7月に向けて華々しい幕開けとなりました。